事例解説

事例分野

不同意性交等罪(レイプ・強姦罪)

事例の概要

 商業施設で被害者の着衣の上から陰部を触れ、逮捕された事案。被疑者は、初めての逮捕で憔悴しきっており、精神的なサポートも必要となる状況であった。

弁護活動の方針

 監視カメラ映像等の客観的な証拠も揃っており、被疑者も犯行を一貫して認めていたので、被害者と示談交渉をしました。

結果

 被疑者段階の勾留期間が経過する前に、被害者と示談を成立させ、また、担当検察官とも交渉して、早期釈放を実現するとともに、不起訴処分も獲得することができました。

弁護士のコメント

 不同意わいせつ罪は、罰金刑が無いため、初犯であっても公開の法廷で裁判を受けなければならなくなるというリスクがありました。
 被疑者は初めての逮捕だったので憔悴しきっており、弁護人はメンタルケアも兼ねて接見に足を運びました。接見を重ねる中で、被疑者の抱える問題についても意見を述べ、信頼関係を築くことができました。
 その結果、被疑者も検察官の取り調べで、適切に反省の弁を述べるようになり、最終的に早期釈放、並びに、不起訴処分を獲得することができました。